去る5月25日未明、児童精神科医の渡辺位さんが、心筋梗塞のため、入院中の東京歯科大学市川総合病院でお亡くなりになりました。御年83歳でした。

 翌26日、ご家族でご葬儀がとり行われました。


 ご逝去の報は、6月8日奥様よりのお電話でした。

 胸の痛みを訴えられ5月21日に入院し、24日にはいったんお元気になられたため、奥様も「じゃあまた明日ね」と帰宅されました。

 しかしその夜半3時、急変したとの病院の知らせで駆けつけられましたが、意識のないままのお別れとなられたそうです。


 奥様から皆様へということで「くれぐれもお気遣いないように」ということと、「わたしはどこにも行かない。みなさんのところにいる。いつでも話しかけてください」という言葉が伝えられました。


 ここ数年、不整脈や2つのガンを抱えつつも東京シューレの親ゼミや個人相談に、入院の1週間前まで関わってくださいました。

 また、親の会や全国ネットでの講演・著書・それぞれの相談を通してどれほど支えられ、学ばせていただいたか、はかり知れません。


 ご生前のご活動に厚く御礼申し上げ、心よりご冥福をお祈りいたします。



東京シューレ代表 奥地圭子

 

 
09年2月 
登校拒否を考える会25周年記念イベントにて
  08年7月 
フリースクール・葛飾中学校合同保護者会にて